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ユキコログ

1985年生まれ。2016年12月に1年間のカナダ・ビクトリアでのワーキングホリデーを終え、現在は中南米を気ままに旅行中。

『百姓貴族』ただひたすら面白い。牛先生の真骨頂がここにある!

唐突ですが。

 

私が人生でいちばんハマった漫画って何だろう…。

そう考えた時に思いついたのは、この漫画でした。 

鋼の錬金術師 1巻 (デジタル版ガンガンコミックス)

鋼の錬金術師 1巻 (デジタル版ガンガンコミックス)

 

 

今日はこれではなく、別の漫画のご紹介です。

『鋼の錬金術師』は読む時にすっごくパワーがいる作品なんですよね。そうではなく、今回はもっと軽く読める漫画のお話です。

ギャグ漫画や、いわゆるコミックエッセイなどがお好きな人なら、きっと大好きな作品になると思います!

 

 

『百姓貴族』ってこんな漫画

百姓貴族(1)

百姓貴族(1)

 

マンガ家になる前は北海道で七年間、農業に従事していた荒川弘。牛を飼い、野菜を作り、クマに怯え、エゾシマリスに翻弄される―年中無休で働き、切ない想いも多々あるハードなお仕事。「水がなければ牛乳を飲めばいいのに」。なんたって“百姓貴族"ですから!!知られざる農家の実態を描いた、日本初農家エッセイ登場。

とってもふざけた表紙ですね!笑(ほめてますよ!)

この漫画は、作者の荒川弘先生が生まれ育った北海道のご実家でのエピソードが満載のギャグ漫画です。

主な登場人物は荒川先生ご一家(父母が非常に多め)と、担当のイシイさん。

1話1話は10ページもないショートストーリーでとーっても読みやすいです。1話完結型でさっくさく読めます。エッセイ漫画です。 

中身は荒川先生らしいテイストのギャグであふれています。荒川先生ご自身も、作中では見慣れた(表紙にいる)牛さんのイラストで何となく親近感がわきます。笑

ちなみに荒川先生ご一家は、みんな牛さんの姿で登場します。

 

荒川先生といえば!牛!ですよね。

本当に!面白いですよ!!

 

 お気に入りエピソードちょっとだけ

面白い面白いだけではまったく伝わりませんよね。そこでちょっとだけ、特にお気に入りのエピソードをご紹介します。

選んでみた結果、なぜか2巻収録のエピソードばかりでした。何でだろう?

百姓貴族(2) (ウィングス・コミックス)

百姓貴族(2) (ウィングス・コミックス)

 

 

 

Screenshot_2015-06-30-18-41-44

(『百姓貴族』2巻より引用)

 

 この後、酪農家Nさんの身に悲劇が起こります。

ハガレン好きにはたまらないシーンが待っています。(ギャグ漫画ですのでご安心を!)あのシーンをギャグでパロディにしてしまう、牛先生が大好き。笑

人間、命に関わるとっさの時の判断って間違わないものなんだなー、と。

あと、書かれている機器類が本当にさりげなく上手いですよねー。こんなデフォルメされた作風の漫画なのに。

 

 

Screenshot_2015-06-30-18-42-24

(『百姓貴族』2巻より引用)

 

ここでのエリート様というのは『種牛』のことです。

乳牛となるためには、お産をしてお乳を出さなければいけませんよね。

そのために酪農家のメス牛たちに種づけをする必要があります。その種を、このエリート様からもらうということだそうです。

担当イシイさんのこのお顔。笑

最高ですよね。

それにしてもこれ大丈夫だろうか。いろいろと…。(ダッ…)

 

 

農業のいろいろ、農家さんの現実

基本的にはギャグ漫画ですが、実はいろいろと考えさせられるエッセンスがちりばめられているのが、この『百姓貴族』という漫画です。

日本の食糧自給率のことについてだったり、農家の後継ぎ問題のことだったり。

はっきりと明確に問題提起がされているわけではありません。ギャグの中に、ふと織り交ぜてくるこの手腕はさすがだなと思います。

そういった少しシリアスな内容は、こちらの方が多く描かれていますよ。

銀の匙 Silver Spoon(1) (少年サンデーコミックス)

銀の匙 Silver Spoon(1) (少年サンデーコミックス)

 

 恥ずかしながら、『離農』という言葉はこの作品ではじめて知りました。

 

その点『百姓貴族』はそういった部分が全面的に書かれているわけではないため、ちょっと気分転換したいなーという時などにさくっと読めます。そしてひとしきり笑って、すっきりストレスが発散されます。

きちんと考えることも大事だけど、たまには何も考えずに笑うことも大事。その中で、ちょっとだけ農家のことや酪農のことを知ることができるこの漫画。

やっぱり私は牛先生のギャグが大好きだなー。

 

現在既刊は4巻まで。

個人的に、刊行ペースがあまり早くないのも嬉しいポイントです。笑